世界的ベストセラーとなっているジョナサン・サフラン・フォアの小説を映画化した『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2月18日公開)で、存在感を存分に発揮しているのは、日本人、特に30代以上に人気の高いトム・ハンクスだ。トム・ハンクスは、1988年『ビッグ』(88)でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、コメディ映画を得意とする若手コメディアンとして活躍。しかし、1993年はシリアスなドラマ『フィラデル