「うちの本棚」、今回は横山光輝の代表作のひとつである『宇宙船レッドシャーク』を取り上げます。宇宙開発もまだまだ夢物語という時代に太陽系を飛び出して宇宙を駆けめぐるレッドシャークと隊長の健二。ロマンあふれる物語でありながらシビアな要素も含んだ秀作です。本作は横山光輝の代表作としてプロフィールにもたびたび記載されていたにもかかわらず連載終了後、2005年2月の講談社文庫で刊行されるまで単行本化されなかった