ことしの9月の働く人1人あたりの賃金に物価の動きを反映させた「実質賃金」は2か月連続でマイナスでした。一方、従業員の多い企業でみるとプラスとなっています。厚生労働省が発表した、毎月勤労統計の速報値によりますと、基本給や残業代、賞与などを合わせた9月の1人あたりの給与は、平均29万2551円で、前の年の同じ月と比べ、2.8パーセント増え、33か月連続のプラスとなりました。そのうち従業員が30人以上の企業では平均32万82