今回の衆院選で喫した自民党の大惨敗、逆風となったのは、紛れもなく派閥による裏金事件だった。最も気を使わなければいけない問題。それなのに、自民と一部候補者たちは万全の対策をまるで取っていなかった。自民から非公認処分を受けて無所属出馬となったある候補者の後援会事務所。窓には堂々と「自民党××選挙区支部長」の文字が張られていた。「選挙区支部長」は選挙活動の拠点として小選挙区ごとに置く「党支部」の責任