国立西洋美術館館長などを歴任し、幅広い評論活動を行った美術史家で東京大名誉教授の高階秀爾(たかしな・しゅうじ)さんが17日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。92歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。東京大大学院に在学していた1954年、フランス政府招聘(しょうへい)給費留学生としてパリ大付属美術研究所で学んだ。帰国後、国立西洋美術館勤務を経て、東京大で教授などに就いた。92年に同