織田信長が戦国武将の細川藤孝(幽斎)に宛てた手紙が新発見の資料として発表され、10月5日から東京・永青文庫でその実物が展示される。系図研究者の菊地浩之さんは「幽斎こと藤孝は時流を読む力があった“遊泳術”の人。足利将軍、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と天下人が替わっても、常に勝者側につき、現在の細川家まで続く繁栄の礎を築いた」という――。「細川幽斎像(模本)」石本秋園模作、明治38年(1905)以前、原本は慶