【エルサレム時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師(64)は、内戦下のレバノンに侵攻し、南部占領を続けたイスラエル軍を2000年に撤退させたとして、対イスラエル闘争の「英雄」とアラブ諸国で広く認知されてきた。民兵組織だったヒズボラは、ナスララ師の下で軍事・政治両面で拡大し、「国家内の国家」と評されるまでに勢力を拡大した。ナスララ師は1960年、首都ベイルート