【シドニー時事】奈良県酒造組合は28日、オーストラリア最大都市シドニーで開かれた酒フェスティバルで、「日本最古の酒母」で醸した清酒を出展した。透き通った清酒の製法は室町時代に奈良で誕生したとされる。その歴史を世界にアピールして売り込みを図り、輸出や外国人観光客の誘致につなげたい考えだ。古来の酒はどぶろくのように白濁したものだったが、15世紀半ばに奈良市の正暦寺で澄み切った清酒の醸造技術が考案さ