現在、日本の児童相談所への相談件数の約6割を占めるのは、身体的虐待や性的虐待ではなく、「心理的虐待」である。子供に対しての暴言や拒絶的な対応などがこれにあたるが、「しつけ」と混同されやすく、気付かぬうちに子供の心や脳を傷つけてしまっている可能性があるという。新刊『心理的虐待〜子どもの心を殺す親たち〜』では、そのような「心理的虐待」のサバイバーたちの話を紹介している。漫画家の渡辺河童さんもその一人だ