防衛省は23日、露軍の哨戒機「IL38」1機が北海道・礼文島北方の空域で同日午後に計3回、領空を侵犯したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)し、1958年に対領空侵犯措置を開始してから初めて、航空機から強い光と熱を発する「フレア」を使用して警告した。日本政府はロシア政府に厳重に抗議した。防衛省によると、露軍機は礼文島北方の空域を北から南に繰り返し飛行し、午後1時3分頃から約