2024年8月に吉川弘文館より刊行された『妖怪を名づける: 鬼魅の名は』。この度、重版が決定した。 アニメやゲームにも登場することから老若男女問わず日本人の多くにとって馴染み深い「妖怪」。中世まではごく限られた種類にとどまっていたのにもかかわらず、江戸時代に急激に増加したのはなぜか。本書は、妖怪が爆発的に増加した要因が江戸時代の「俳諧」と関係しているという仮説を唱え、その過程を推理するユニ&#125