本業の減収をスキマバイトで補ったキヨシさん。所定の時間内には終わらない現場が多かったが、「業務時間が延びても報酬は変わりませんでした」。実際の作業に加え、多いときで100枚の写真を添付するなどした報告書の作成に手間がかかったという(筆者撮影)現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載