「現場に入るときには、毎回、初めて映画をやるような気持ち」と語る永瀬正敏さん(58歳)。デビュー作『ションベン・ライダー』(監督:相米慎二)が1983年に公開されてから、丸40年を過ぎたが、「俳優として、自分自身、まだまだ」だと言う。いまは、石井岳龍監督と、27年前にクランクイン直前まで行きながら頓挫した企画を、新たな脚本で実現させた『箱男』が公開中だ。そんな永瀬さんに、現代性を感じるという『箱男』につい