マンションの建築費が暴騰中構造安全性への不安が募る背景不動産開発をする業界において、現在最大の問題は建築費の暴騰である。住宅着工統計によると2013〜23年度の10年で約6割上がってきたが、この1年で請負単価がさらに何割か上がるほどの激変となっている。それは大手ゼネコン、清水建設の決算発表にも表れている。2024年3月期の連結決算で営業損益が246億円の赤字となり、1961年の株式上場以来初めて通期での営業赤字とな