4月、東北大(仙台市青葉区)に設置された巨大顕微鏡「ナノテラス」が稼働し、日本のハイテク素材開発に弾みがつくと期待が集まっている。国の予算だけに頼らず、総工費400億円を集めて実現にこぎつけた。どういう経緯でナノテラスはできたのか。ジャーナリストの安井孝之さんが取材した――。写真提供=東北大学直径約170m、全周約500mのナノテラスではすでに成果が出始めた。 - 写真提供=東北大学■「巨大顕微鏡」を生み出した