苦しい時間を経てまたひと回り大きく成長した田中希実photo by JMPA田中希実にとって2度目のオリンピックとなったパリ五輪では、決勝の舞台に進むことはできなかった。前回の東京五輪の5000m自己ベスト、1500mでは日本史上初の4分切りを果たし8位入賞という成績から見れば、見劣りする結果かもしれない。しかし、東京五輪からの3年間、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら、世界基準のランナーとして成長を続けてきたこと