頼清徳氏が総統に就任してから2カ月が過ぎるが、中国側の厳しい目線に全く変わりはない。むしろ、頼氏が就任演説で中国と台湾は隷属しないと主張したことで、中国は蔡前政権以上に強い圧力を台湾に加えようとしていると見られる。そのため、台湾有事のリスクは日に日に高まっているようにも感じられる。最近、日本のシンクタンクである言論NPOが発表したアンケート調査では、専門家の7割弱が台湾有事は発生するとの見方を示してい