4月20日以来の登板だった中日の大野は、球に切れがなかった。一回に牧に先制2ランを浴びるなど、3本塁打を許し5回5失点。「チームの士気を下げる投球。直球を完璧に捉えられた」とうなだれた。左肘手術からの復活を期す今季は、3試合に先発して1勝だけ。苦しむ35歳の左腕は2軍で再調整する見込みとなった。立浪監督は「ツーシームを生かすためにも真っすぐの切れが欲しい」と注文を付けた。