ジュリア・ホルターが6年ぶりのニュー・アルバム『Something in the Room She Moves』を発表した。エレクトロニック・ミュージックとクラシック音楽をまたがる領域で独自の世界を築いてきたホルターだが、6作目となる今作では自身が弾くラップスティールやベース類を除いて弦楽器が取り払われ、フルートやクラリネットなど多彩な管楽器とシンセサイザーのハーモニーが浮遊感のあるサウンドのテクスチャーを構成している。パンデミ