高齢者が服用すべき薬の量はどれくらいが適切か。医師の和田秀樹さんは「大学病院では研究業績を残さないと出世できないため、『異常値には薬を投与する』という信仰が蔓延している。しかし、老化にともない腎臓や臓器の働きが衰えている高齢者にとって通常量とされる薬の投与は大きなダメージになる。本来なら体型や体力、症状などを見合わせて薬を減らし、その人にとってのベストな薬の使いかたをすべきだ」という――。※本稿は