兵庫県たつの市にある昭和30年創業の『肉の山喜』は、全国にファンを持つ精肉店だ。その理由は、不動の看板商品「タレ焼き豚」。自慢はなんといっても、社長・前田大詞さんの祖母のレシピで作る秘伝のタレ。肉は、「このタレに一番合うから」と採用された霧島山麓ポークのモモ肉だ。タレに肉を1週間以上漬け込んだ後、ドラム缶を改造した専用釜に吊るして3時間、じっくり手作業で焼き上げるのだとか。しっとりと柔らかな肉質に、甘