NHKの記者だった佐戸未和さん(当時31)が過労死してから10年が経った。佐戸さんの死は報道業界の働き方を見直すきっかけとなり、両親は今も「過労死ゼロ」の社会を目指す活動を続けている。死後10年が経過した今年10月、仕事で亡くなった人たちの慰霊式に初めて参加した両親は、こう話した。「気持ちに区切りをつけるために……。でも、未和は私たちの心の中にずっといます」●今年度、新たに産業殉職者「2389人」を合祀東京・八