日本の近代化を支えた100年前の女性労働者たちは、どんなものを食べて、どんな日常生活を送っていたのだろうか。女性労働者の「間食」に着目した歴史地理学者の湯澤規子・法政大学教授は、新著『焼き芋とドーナツ日米シスターフッド交流秘史』(KADOKAWA)で、女性労働者たちの外出が認められて、「買い食い」したものとして、「焼き芋」をあげている。「焼き芋」から見えてくる、女性労働者たちの置かれた環境や、リアルな姿に