和歌山県太地町の鯨類取引をめぐり、環境保護NGO「Life Investigation Agency(LIA)」の代表ヤブキレン氏が町に対して公文書の開示を求めていた訴訟で、和歌山地裁(高橋綾子裁判長)は9月29日、非開示とした町の対応を違法と判断した。ヤブキ氏は、かねてから町で行われているイルカ追い込み漁に反対。町立くじらの博物館は鯨類の生態に関する学習や研究目的ではなく、生体販売取引によって利益を得ている上、鯨類を不適切な状態