○も立派な漢字、と言われたら驚く人も多いだろう。しかし、実は“口”という字や国がまえの四角は○から変化したもの。鳴鶴流第四代の書家・南鶴溪先生小さい頃から書家になることは決まっていた漢字の生まれた背景、奥深さに触れたエッセイ『文字に聞く』の著者である、書家の南鶴溪先生。日本近代書道の父とも評される、日下部鳴鶴の伝統を継ぐ鳴鶴流第四代として、今日まで漢字の魅力を普及してきた人物だ。1941年に兵庫