北朝鮮の抑圧体制を底辺から支えている保衛員(秘密警察)。地域社会や国営企業、行政組織など、ありとあらゆるところに配属された彼らは、国民の一挙手一投足に目を光らせている。また、都合の悪いことを見つければそれをネタにしてゆすりたかりを繰り返す、非常に厄介な存在だ。そんな保衛員を騙って、カネを詐取する行為が相次いでいると、咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。事件の舞台となったのは