中国は原則として、国内で摘発された脱北者を、北朝鮮に強制送還している。中国は難民条約の締結国であるにもかかわらずだ。同条約には次のような「ノンルフールマン原則」と呼ばれる条項がある。第33条【追放及び送還の禁止】1 締約国は、難民を、いかなる方法によっても、人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であることまたは政治的意見のためにその生命または自由が脅威にさらされるおそれのある領域の国境へ追放