中国政府の脱北者に対する公式見解は、「経済目的の違法入国者」というものだ。中国は1982年に難民条約に加盟しており、脱北者の送還は、本国に帰れば迫害の危機にさらされる人々を帰国させてはならないという「ノンルフールマン原則」に反している。だが、そもそも難民として認めていないため、これが適用されないというのが中国の考え方だ。ただし、実際の運用においてはかなり曖昧だ。逮捕して強制送還するケースもあれば、中国