大阪地裁で5月、弁護人に対する異例の「制裁裁判」があった。対象となったのは、法廷録音をしようとした中道一政弁護士。過料3万円を言い渡され、最高裁に特別抗告中だ。制裁裁判は「法廷等の秩序維持に関する法律」(以下「法廷秩序維持法」)に基づいておこなわれる。過去には、監置20日間となった弁護士もいる。これまで、どんな人が対象になってきたのか。1960年から70年代の資料を中心に、歴史を振り返る。●東京拘置所に送ら