AIと著作権にまつわる議論が続く中、政府がこのほど公表した文化庁の資料(*)が注目を集めている。この資料は著作権法とAIについてまとめたもので、「AI開発・学習段階」と「生成・利用段階」に分けて、それぞれ著作権法の適用が異なることを明示している。「AI開発・学習段階」については、2018年の著作権法改正により新たに規定された著作権法30条4が適用されて、「原則として著作権者の許諾なく利用することが可能」と説明する