最近、北朝鮮の協同農場の入口周辺に、保衛部(秘密警察)の哨所(検問所)が設置された。その目的は、ひとことで言って「強制連行」だ。金正恩総書記は農業第一主義を掲げ、穀物の増産を目指しているが、毎年のように起こる異常気象、それに対応できない貧弱な防災インフラ、肥料を含めた各種資材の不足などで、凶作続きとなっている。そして、もう一つ足りないものがある。労働力だ。平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内