映画「生きる〜大川小学校津波裁判を闘った人たち」は、東日本大震災のとき、宮城県石巻市の大川小学校でこどもを亡くした遺族たちの記録だ。今年2月の公開以来、観客は1万人を超え、異例のロングランが続いている。裁判までの過程で何があり、裁判をどう闘い、そして勝ち取った判決がもつ意味とは――。映画化の発案者でもある吉岡和弘弁護士へのインタビューを2回にわたってお伝えする。(ライター・諸永裕司)●200時間にも及