現在の北朝鮮の首都・平壌はかつて、「東洋のエルサレム」と呼ばれていた。日清戦争後、朝鮮は中国の影響下から抜け出して国号を大韓帝国と改めたが、混乱が続き、日露戦争後の1905年11月、日本の保護国にされてしまった。そんな状況下の1907年1月、平壌市内の各キリスト教会が行事を開いたのだが、それをきっかけにキリスト教に帰依する人が激増した。日本の江戸末期の「ええじゃないか騒動」を彷彿とさせる現象が起きたのだ。か