儒教は「孝」、つまり親孝行を、人間の持つべき最も根本的な道徳だと説いている。朝鮮ではこれが非常に重要視され、朝鮮王朝時代には政策的に孝が奨励された。家族のあり方が急激に変化し、以前ほど孝が重要視されなくなった現代韓国社会だが、親に対してひどい扱いをする行為は「廃倫」と呼ばれ、社会的な批判にさらされる。また、刑法には尊属殺人罪もあり、一般の殺人より量刑が2年増やされる。このような価値観は現代北朝鮮に