2021年のクリスマスに打ち上げられ、約半年後の2022年夏に正式稼働した「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」は、次世代の望遠鏡としてその成果が期待されています。ウェッブ宇宙望遠鏡は赤外線望遠鏡として設計されていますが、その理由の1つに深宇宙探査があげられます。この宇宙は膨張しているため、遠い天体を発した光は空間を伝わって地球へ届くまでの間に波長が引き延ばされます。これは「宇宙論的赤方偏移」と呼ばれる現象で