先週の「樋口久子 三菱電機レディス」は、2011年「フジサンケイレディス」以来となる11年ぶりの優勝を果たした金田久美子の涙で締めくくられた。21歳で初勝利を挙げた後は、シード喪失や、極度の不振など苦しい時期も長く過ごしながら、“天才”と呼ばれた少女が33歳を迎えたシーズンに復活。ツアー史上最長ブランクVになる勝利にたどり着いた。その勝因や道のりを、上田桃子、吉田優利らのコーチを務める辻村明志氏が語る。■貪欲