音楽教室でのレッスンの演奏にも著作権法の「演奏権」が及ぶかどうか争われた訴訟で、最高裁第一小法廷(深山卓也裁判長)は10月24日、日本音楽著作権協会(JASRAC)の上告を棄却する判決を言い渡した。レッスン中の教師の演奏には「演奏権」が及ぶが、生徒の演奏には「演奏権」が及ばないとした知財高裁判決(2021年3月)が確定した。つまり、生徒の演奏は「著作権使用料」徴収の対象外となる。この訴訟をめぐっては、1審・東京地