ここ数年で「毒親」という言葉はすっかり広がった。虐待やネグレクトなどで我が子を苦しめる親や、子どもを支配しようとする親、あまりにも過保護すぎる親など、子どもを苦しめる親に対して「毒親」という言葉が広く使われるようになっている。大学教授で、長らくカウンセリングルームでカウンセラーを務めてきた袰岩秀章氏の著書『毒親の彼方に』(幻冬舎刊)は、「毒親」とはどんな親なのか(どんな親であれば毒親ではないのか)