やりがいを感じない仕事と同じように過ぎていく毎日に飽き飽きして、人生をリセットする妄想をしたことがある人は少なくないはず。今の生活のすべてを中断して、ずっと我慢してきたことや子どもの頃からの夢を追ってみる。妄想は膨らむが、やはり「決断」はなかなかできない。それでも思い切ってやってみると、人生の転機になることがある。『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』(ミア・カンキマキ著、末延弘子訳、草思社