自分の考え方が周囲と距離があると感じたり、今、置かれている状況にあっぷあっぷしていたりはしていないだろうか。そんな人にぜひ読んでほしい本がある。『落語に学ぶ粗忽者の思考』(立川談慶著、WAVE出版刊)は私たちの「あるある」な悩みを、落語を例に出しながら、そんなに思いつめなくても大丈夫と説いてくれる一冊だ。現代は、ちょっとでも逸れたことをすると批判を受けるし、いつも「人並」「普通」を求められる息苦しさが