頻発する品質問題や報告の混乱の根因は解消できるのか(撮影:梅谷秀司)創業100周年のお祝いムードは、不祥事による社長辞任で吹き飛んだ。三菱電機で、35年以上にわたる検査不正が発覚した。長崎製作所が製造する鉄道車両用の空調装置とブレーキなどを動かす空気圧縮機について、顧客との取り決めと異なる条件や方法で検査をしたり、開発時の検査結果を量産時に流用したりしていた。空調装置は1985年頃から、空気圧縮機も2006年