「無理してがんばらなくていい」「我慢する必要はない」こんなことがあちこちで言われる世の中になった。本当に嫌なことに耐えかねて何かを途中でやめた人を「逃げた」という冷ややかな言葉で一様にネガティブに評価する社会ではなくなりつつあるのはいいことなのだろうが、その一方で「がんばらなくていい」の行きつく先を考えると、なにやらうすら寒さを感じる人もいるのではないか。進学にしろ就職にしろ、仕事にしろ、少なくと