「おーい、ハンバーグ」「お前だよ、お・ま・え。ハンバーグみたいな色してるの、お前だけだろ。でも、ハンバーグと言うよりウンコだな」欧州サッカーベルギー1部リーグ・KベールスホットVAの鈴木武蔵選手が、小学生時代に肌の色への差別から心ない言葉を投げつけられ、いじめられていたことを告白。苦悩と歓喜にゆれた半生を綴った自叙伝が『ムサシと武蔵』(鈴木武蔵著、徳間書店刊)だ。鈴木選手は桐生第一高校を初の全国高等学