腰をかがめて、まるでお祈りをするかのように両手を前に組む。その後、蹴り上げられたボールは美しい放物線を描き、ゴールに吸い込まれていった。【写真】5万人熱狂のパレードでも絶対に笑わない稲垣啓太選手2015年に行われたラグビーワールドカップで、大金星を挙げた南アフリカ戦で24得点、1次リーグの計4試合で58得点を記録するなど、日本代表の躍進そして国内の“ラグビーフィーバー”の一翼を担い、流行語にもなった男。