「古生物学は探偵学」と言われていることを知っているだろうか。今は見ることができない恐竜やアンモナイトなどの古生物が、どのような姿をしていて、何を食べ、どこで暮らし、なぜ滅んだのかという謎に、「化石」という手がかりから読み解いていく。まさに、推理小説に出てくる探偵のような謎解きをしていくのが、古生物学の研究者だ。『化石の探偵術』(土屋健著、ロバート・ジェンキンズ監修、ツク之助イラスト、ワニブックス刊