中学2年生の娘は、何度教えても、小数を分数に出来なかった。嵐電の行き帰りに、何度も「ホントにバカだよな!?」と呟いた。帷子ノ辻で乗り換えて、車折神社まで。週3日、出口のない家庭教師のバイトを続けた。 勉強などそこそこに、半分以上は、他愛もない世間話に付き合った。夜の9時がまわると終了。その家のアラフォーの奥様が、いつもお茶を入れてくれた。だらしなさが下腹の出っ張りでわかってしまう。何処にでも売っている