「この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます。」そんな思い切ったコピーが帯に付された文庫が6月に店頭に並んでから、約2か月が経った。ハヤカワ文庫から刊行された津原泰水の長編小説『ヒッキーヒッキーシェイク』がその一冊だ。帯文を綴ったのは、早川書房の編集者・塩澤快浩。『S-Fマガジン』の編集長であり、伊藤計劃、円城塔、飛浩隆らの著書を世に送り出してきた。日本のSF界に多大な功績を残してきた名編集者に、そこ