遠藤彩見さんの最新作『千のグラスを満たすには』は、日本一の歓楽街にある老舗のキャバクラ「ジュビリー」を舞台に描く異色のお仕事小説。売れない新人キャバ嬢のアヤカ、仕事終わりのキャバ嬢を自宅に送り届けるドライバーの益子、ヘアセット専門サロンで働く元キャバ嬢のミサキ、客にキャバ嬢をつけて店を回す指名係の甲野、そして店長・戸田の5人それぞれの視点から、とある年の11月に起きた出来事を描いていく。【写真】イ