純損失985億円──。11月14日、不正融資問題を引き起こしたスルガ銀行が2018年度の中間決算を発表し、巨額の赤字に転落したことが明らかとなった。赤字転落の原因は、不正の温床となったシェアハウス投資を含む不動産投資向け融資に対し、莫大な引当金を計上したことにある。スルガ銀は不動産関連融資における不正の有無を調査しているが、シェアハウス投資では、すでに返済困難に陥った債務者が続出。これらの融資が焦げ付