2017年の日本の年間出生数は約94万人。2年連続での100万人割れだ。戦後間もなくのベビーブーム期の1949年の数は約269万7000人だったことを考えると、3分の1まで減っていることになる。国立社会保障・人口問題研究所によると、約100年後の2115年には、出生数が31万8000人にまで減少するという。深刻な状況にある少子化を食い止めるにはどうしたらいいのか。『未来の呪縛』(中央公論新社刊)では、ジャーナリストで『未来の年表